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岡村陽久の勝手にしやがれ

あなたの相談を岡村流「勝手な解釈」で解決。ITのことから、世の中、男女、不条理まで

【第12回】アドウェイズ岡村が、日清のCMにひと言!「とんでもない会社ですよ!」

2016年4月14日(木)夜、ならびに4月16日(土)深夜に発生した熊本地震により、被災された方々や、被災地にご家族や友人のおられる方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の方々への救援が一刻も早く行われ、一日も早い被災地の復興を心よりお祈り申しあげます。

 

アドウェイズ社長の岡村陽久がユーザーの悩みや疑問に答える人生相談シリーズ。

 

ここまで読者の質問に答えることなく第12回目を迎え、今日こそはと質問をぶつけようとすると、またもや岡村からどうしても話したいことがあるという。それは、日清カップヌードルの件だった。

 

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WEBデザイン業界で耳にする「1ピクセルへのこだわり」はまったく興味がないが、お湯は注ぎ線から「1ミリ下へのこだわり」に対しては、ものすごい執着がある

 

高山:日清のカップヌードルの件で話があると聞きました。

 

岡村:インスタントラーメンといえば、日清「カップヌードル」一択。めちゃくちゃ大好きで、中学生の頃から食べ続けてます。

 

高山:そうなんですね。

 

岡村:しょうゆ味9割の、シーフード味1割ですね。

 

高山:えーと、今日はCM放送中止の件で、話があると聞いたんですが。

 

岡村:観ました、あの映像? めちゃめちゃ面白いですよね。日清はやっぱり、すげー!と。どうりで美味いラーメン作るわけですよ!

 

高山:でも、世の中の人はそうは思ってないようですね。クレーム殺到したらしいですから。

 

岡村:は? あのCM観て、高山さんは驚かなかったんですか? なにこれ、すげー!こんなのはじめて!って具合に。インスタントラーメンは、カップヌードルしか食べないくらい、本当に大好きなんですけど、今回の件でますます日清が好きになりましたよ。

 

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岡村曰く「3分待つと、食べてる途中で麺が伸びる。2分半から食べ始めると、最後まで美味しく食べられる」。カップヌードル専用のマイストップウォッチは、しょうゆ味に合せて赤を選んだ

 

高山:率直に言えば、これ炎上しそうだなーって思いました。ゴーストライター騒動の新垣さんのほか、不倫で話題になった矢口さんまでもがキャスティングされていたので。

 

岡村:これだけ美味いラーメン作る実力があるわけですから、当然、「OBAKA's UNIVERSITY」シリーズのCMのリスクが高いのは十分わかってたと思うんですよ。

 

高山:でも、事前に予測していた割には、あっさり放送を取り止めてますね。

 

岡村:おそらく思ってた以上のクレームが来たんでしょうね。カスタマーセンターだけではなく、卸先のスーパーやコンビニにまで波及して、中止せざるを得なかったんではと。

 

高山:それは誰かに聞いたんですか?

 

岡村:いいえ、カップヌードルが大好きな自分の勝手な解釈です。

 

高山:はい(笑)

 

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カップヌードルへの真っ直ぐな想いがつぶらな瞳に現れている。「麺が伸びる」ということで、取材を中断して見守ることに

 

岡村:たとえ法律で禁じられていなくても、不倫は道徳的に良くない。TVという公共の電波に出演させるなって言うのは、もっともな言い分ですよ。一方で、過ちをきちんと反省した人に、もう一度チャンスを、立ち直るきっかけを与えるって当たり前のことですよね。矢口さんの場合は、もう3年も前の話ですよ(笑)。

 

どちらも正論なのに、なぜ後者だけはいつまでたっても認められないのか。僕はそれが不思議でしょうがないんですよ。広く迷惑をかけたのは事実かもしれませんけど、不倫で言えば仕事関係者や当事者間の話だから、それに対して第三者が、未だ執拗に怒り続けるのって変ですよね。

 

高山:そういう意味では、日清は正論を主張しただけですよね。

 

岡村:正論を振りかざすなら、正論に理解を示すべきだと思うんですけど、決してそうじゃないのが今の日本。引きずり降ろしてボコボコにして、失敗した人を2度と立ち上がれなくする。結局は、みんな気分で怒ってるんじゃないかと。批判や見解を述べることは非常に健全な行為ですけど、目的が単にストレス発散になっちゃったら、皿割ってスッキリするゲームと変わらないじゃないですか。結果、失敗を恐れて誰もチャレンジしない世の中になりつつあると思うんですよ。それってヤバくないですか?

 

高山:今の日本は、かなり失敗に敏感な感じになってますね。

 

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具の順番へのこだわりがある岡村。えび→コロコロ焼豚→たまごの順番を「クリーンナップ」と名付けている

 

岡村:批判したもん勝ちの世の中じゃ、萎縮しちゃって何もできなくなるじゃないですか。結果、日本から面白いものが生まれない、日本が世界で勝ち残れない。ラーメン売る売れない関係なしに、日清は覚悟を持って、あれだけのCMを作って、今の日本を少しでも変えようとしたんですよ。

 

高山:そのメッセージをガッツリ受け取ったんですね。ちなみに、それは誰かから聞いたんですか?

 

岡村:いえ、勝手な解釈です。

 

高山:はい。

 

岡村:ちなみに、車でホームタウンの歌舞伎町に向かう際は、青梅街道から明治通りを左折、そこから細い路地へと入っていくのですが、その時、右手に見える日清本社を、今まで以上に誇らしく感じています。

 

高山:はい。

 

岡村:アドウェイズの経営陣は全員、自分を含めて過去に大失敗を経験してます。失敗から学ぶことを恐れずに、これからも頑張っていきますよ。

 

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尊敬する、サイバーエージェント藤田社長と一緒に、「カップヌードル」を食べるのが夢だという岡村。ひとまず高山が名乗り出たが、ただ食べたかっただけであろう、、、取材陣全員で食べました

  

岡村:最後にですが、藤田社長、Abema TV開局おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。僕は釣りが大好きなのですが、地上波のTVで観ようと思うと、ピンポイントの時間帯でしか放送されていないため、うっかり見逃すことが多く、悔しい思いをしてきました。しかし、Abema TVが開局されたおかげで24時間、釣り番組を観られるようになり、インターネットが、より楽しくなったのを実感しています。広告があればクリックしますし、コマースが始まればすぐに買います。それほど、いまAbema TVにハマっています。かなりチャレンジングな事業で、様々な批判もあると思いますが、リスクを背負って勝負する藤田社長とCAの姿勢に、いつも勇気をもらっています。

 

編集・構成:小沼朋治

写真:上野朝之