読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

岡村陽久の勝手にしやがれ

あなたの相談を岡村流「勝手な解釈」で解決。ITのことから、世の中、男女、不条理まで

【第14回】元自衛隊のIT社長が人生相談に!

アドウェイズ社長の岡村陽久がユーザーの悩みや疑問に答える人生相談シリーズ。 ここまで読者の質問に答えることなく1年半、第14回目を迎え、ついに、ついに相談者が現れました。インターネット広告事業を展開する、アキナジスタ株式会社の代表取締役社長・小林さんです。聞けば、飲み屋でおくりバントの高山と意気投合。結果、半ば強引に連れてこられたそうですが、経緯は置いといて、早速1つ目の質問です!

f:id:okuri_bunt:20160723015130j:plain

 

経営者はサボった方が、会社の経営はよくなる!

 

小林:おくりバントの高山さんに、いきなり連れてこられて、慌てて質問考えたんですが()。では、早速。現在、会社の売り上げが年間で2030億なんですが、ここから一気に、もう一桁ステップアップしたいんですけど、そのために岡村さんは何をやったのかなと。

 

岡村:つかぬことお伺いしますが、もしかして仕事大好きですか?

 

小林:はい、そりゃもう趣味みたいなもんですし、仕事好きだから今ここに相談に来てます。

 

岡村:なるほど。答えが出ました! 小林さんは仕事を早めに切り上げて、もっと趣味や遊びに励んだ方がいいですよ。

 

小林:え、遊ぶんですか。サボったら売り上げさがりますよね()

 

f:id:okuri_bunt:20160723014414j:plain

強引に連れて来られたにも関わらず、きちんと質問を考えてくれたアキナジスタ小林社長。将来有望と言うほかない

 

岡村:(遠い目で)僕もこう見えて、実はすっげー真面目だった時期があるんですよ。ちょうど売り上げが15億前後のときですかね。メールの返信ひとつ取っても、ホント些細なことまで、部下に任せずに自分で見てました。小林さん、今、そんな感じじゃないですか?

 

小林:はい、確かにそうですね。営業畑出身ということもあって、リアルタイムで数字や進捗状況を追って、ガンガン指示を出さないと気が済まないんですよね。

 

岡村:やっぱり。でもね、自戒を込めて言いますが、それが真面目社長の悪いとこなんですよ!

 

小林:どういうことなんですか、それ??

 

岡村:経営者ひとり、ワンマンで作れる売り上げって、僕の勝手な解釈だとMAX30億なんですよ。それ以上を稼ぐには経営者と同じように、自分で考えて、自分で動ける人材、つまりマネージャー層を育成する必要がある。ワンマンからチームで稼ぐ体制に変えないとダメなんです。10人のマネージャーがひとり30億売り上げを作れば、300億になるんですよ。でも、真面すぎる経営者って、部下に任せるより、どうしても自分でやってしまう。だから、人材の育成や採用がおろそかになって、結果的に売り上げが頭打ちになっちゃうんですよね。

 

スケジュールは遊ぶ時間から逆算する

 

小林:なるほど。思い当たる節がありますね...()。ところで、最初に言ってた「もっと遊んだ方がいい」というアドバイスと、どう繋がってくるんですか?

 

岡村:売り上げが2030億あるなら、小林さんは「遊びや趣味」のスケジュールを軸に考えて、仕事はたまにでいいと思うんですよ()。会社にいたらいたで、絶対に口を出したくなるので、いないという状況を意識的に作る。仕事はドンドン預ける。そうすると、社員は自分で考えて自分で行動するようになりますから、ガンガン成長していきますよ! まあ、同じくらい失敗もガンガンありますけど。僕の経験上、社長がいない方が社員が萎縮せずに、のびのびとしてる気がしますね。

 

f:id:okuri_bunt:20160723014842j:plain

趣味は「釣り、麻雀、ハーレー」と豪語する岡村だが、どこから見てもパチンコが趣味に見える

 

小林:それはそれで、ちょっと寂しいですけど...()。でも、仕事を預けるのは怖くないですか。

 

岡村:そりゃ怖かったですよ。でも、今は自分が仕事を持ってる方がよっぽど怖い!!  風船の時限爆弾ゲームじゃないですけど、早く渡したくて仕方がないですね()。確かに、経営者がプロジェクトから抜けると、一時的に売り上げはさがるんですよ。でも、ちゃんと人が育ってくるんですよね。野球とかでも、そうじゃないですか。ダルビッシュや松坂、岩隈がメジャーに移籍しても、若手が台頭して抜けた穴を埋めた結果、日本ハム、西武、楽天はその後すぐに優勝してますし。

 

小林:でも、困ったことに、僕は趣味らしい趣味がないんですよね。これ2つ目の相談にします()

 

岡村:ちなみにオフィスはどこですか?

 

小林:市ヶ谷ですね。

 

岡村:本当はキャバクラがオススメなんですが、市ヶ谷にはないですね。(スマホで市ヶ谷の情報を検索しながら)あっ! 釣り堀があるじゃないですか! 没頭できるし、集中力養えるからオススメですよ。釣りを趣味にしましょうよ! 僕釣り大好きなんで付き合いますよ。

 

小林:それ、岡村さんが行きたいだけですよね、絶対()

 

岡村:はい、すいませんでした。

 

f:id:okuri_bunt:20160723015727j:plain

時たま、「この人たち、本当に大丈夫かな」という表情を見せるアキナジスタ小林社長

 

ブログは自分で書くな! 人に書かせろ!

 

小林:最後の相談ですが、もっと会社をアピールしてイメージアップしたいんですよ。何かいい方法はありますか?

 

岡村:やっぱり経営者が表に出ないとダメですよね。オススメはブログです。

 

小林:ブログですか?

 

岡村:はい。ブログは昔からあって、今更感あるかもですけど、めちゃくちゃ効果ありますよ。今はソーシャルでシェアしてもらえるので、PRにはすげー使えますね。この「勝手にしやがれ!」を始めてから、周囲からのイメージが丸っ切り変わりました。それまでは、自分のファッションセンスや学歴が中卒のせいか、ヤンキーと思われてて。だから、IT系のイベントに行っても誰も話しかけてくれなかったり()

 

f:id:okuri_bunt:20160723015258j:plain

この容姿、どう考えても話しかけにくいが...。ブログ効果恐るべし!

 

小林:へー。どういう風に変わったんですか?

 

岡村:「ブログ読んだよ!」って、すげー気軽にみんなが話しかけてくれるようになりました。「あの目が半開きの写真、よく使ったね、ウケるね! もっと怖い人かと思ってたよ」とか()。面接に来る方もブログを読んでたりするので、アドウェイズにポジティブなイメージを持って採用に臨んでくれてます。

 

小林:岡村さんなりのブログのコツってありますか?

 

岡村:ブログって自分で書くのが前提みたいになってますけど、誰かに書いてもらうってことですね()。自分で書くと、面倒くさくなって続かないじゃないですか。で、更新頻度は毎日じゃなくて良いと思うんですよ。無理にやるくらいなら、渾身の1本を月イチでやった方が効果的ですね。

 

あと、自分で自分のことPRするのって、僕は恥ずかしくて。誰かに書いてもらうことで、そこも解決できますね。「勝手にしやがれ!」では、さっき言ったように、僕の白目や半目の写真が多用されてたり、天然ぽいキャラで書かれてたりしてるけど、そこが良い!って言ってくれる人がほとんどで。それは自分では照れ臭くて絶対にできないことだから助かってます。

 

f:id:okuri_bunt:20160723015313j:plain

「勝手にしやがれ」では、本来ならゴミ箱行きの「目をつぶってる、半開き、白目」の写真を必ずセレクトするようにカメラマンに依頼している

 

小林:僕もブログやりたくなってきましたよ!

 

岡村:是非やりましょう! うちの子会社おくりバントで書かせますから。

 

小林:いや、高山さんとやるのはちょっと...。

 

岡村:技術者によるテックブログがいいかなあ。(小林社長の資料を見ながら)え、小林さん、元自衛隊員なんですか。すげー!

 

小林:はい、大砲撃ってましたよ()

 

岡村:自衛隊出身のIT社長ブログとか、すげー面白いじゃないですか。早速来月からブログやりましょう。名付けて「社長は元自衛官 小林のIT大砲日記」()

 

小林:はい(苦笑)

 

f:id:okuri_bunt:20160723014115j:plain

 

www.akinasista.co.jp

 

編集・構成:小沼朋治

写真:morimi