岡村陽久の勝手にしやがれ

あなたの相談を岡村流「勝手な解釈」で解決。ITのことから、世の中、男女、不条理まで

【第19回】アドウェイズ岡村が、トランプ大統領を斬る!!

アドウェイズ社長の岡村陽久がユーザーの悩みや疑問に答える人生相談シリーズ。2017年第一弾の相談者は、おくりバント社長高山洋平。トランプ大統領が誕生してから不安で眠れないという高山に、アドウェイズ岡村が「不安との向き合い方」を伝授します。

〜登場人物〜

 

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岡村 陽久
株式会社アドウェイズ社長。意外と写真うつりは良いほう。
 

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高山 洋平
株式会社おくりバント社長。つぶらな瞳がチャームポイント。

 

***

 

ーー1月某日、社長室にて

 


高山:岡村さん……僕……怖いです……。

 

岡村:なんですか急に。良い歳して うるんだ瞳でこっち見るのやめて下さい。

 

高山:急にも何も、トランプ大統領が誕生したじゃないですか! みんなトランプさん怖いって言ってますし、なんだか不安じゃないですか。

 

岡村:具体的には高山さんは何が不安なんですか?

 

高山:それはもうあれですよ、世界がどうなっていっちゃうのかとか、そんな時代にどうやって生きていけばいいんだろうとか、色々です。今、アメリカから大きな変化のウェーブが来てますからねきっと!

 

岡村:あ、それで「カリフォルニア」って書いてあるトレーナー着てるんですね?

 

高山:トレーナーはたまたまです。

 

〜アドウェイズ岡村と、本当に大事なこと〜

 

岡村:そもそもみんな気にしすぎだと思いますよ。大統領が誰になるかとか、それ以外にもネットでこういうこと言うと叩かれるって心配したり、色んなことを気にしすぎなのかなと。

正直、誰が大統領になるとか、誰になんて言われたとか、そんな事どうでも良いわけじゃないですか。どんな状況だろうと本当に大事なことって、自分がどうなりたいか、どうしていきたいかでしょう。

ここがしっかりあれば、周りが不景気だって言ってるからとかあんまり関係ないと思うんですよ。周りに流されて不安になっちゃってる人がすごい多いように感じます。そもそも大統領を変える権限も僕たち持ってませんしね。

 

高山:とは言っても大統領が変わるなんて大変なことですよ。やっぱりトップに誰がいるかは重要なんじゃないですか。

 

岡村:もちろんトップになる人は、大きな責任がある重要な役職だと思ってやっていくべきだと思います。

でも正直、なんて言うんですかね……。例えば実際に橋本総理がいて小渕総理がいて森総理がいてとか、色んな歴代の総理がこの何十年か変わってきましたよね。でもそんな中、常に三割打つイチローがいたり、全然打てない選手がいたりしたわけです。

結局それって、誰が総理大臣かって関係ありませんよね

 

高山:た、確かにーーーーー!!!

 

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開始早々 名言が飛び出した!今日の岡村は絶好調だ!



岡村:会社の社長が誰だろうと優秀な人は優秀だし、そうじゃない人はそうじゃないだろうし、関係ないと思うんですよね。もちろん会社のトップが凄ければ優秀な人材や活躍の場も増えるかもしれませんけど、そんなの他力本願な話じゃないですか。

ほんとは自分がどうしたいか、どうなりたいか、そのためにどうするか。結局は自分との戦いが一番重要なんです。周りの環境で左右されてるようじゃ、なりたい自分になれるのかなって僕は思いますね。周りの環境から多少の影響を受けることがあっても、そんな多少なんて自分の努力ですっ飛ばせるはずですよ。

 

高山:大統領が誰になろうと、いちいち僕らがビビる必要はないということですね!

 

岡村:そういうことです。

 

***


高山:でもなー、やっぱりまだまだ漠然と不安です……。だって、環境からの影響っていう意味では、トランプ体制の影響でもし景気が悪くなったりしたら、真っ先に切られるのってうち(おくりバント)じゃないっすか!

 

岡村:あー……そうですね。そうなりますね(笑)

 

高山:やっぱりそうだほらー!そこが不安なんですよ。もしも景気が低迷して広告出稿減ったらどうしようとか、不安で仕事に集中できない!ラーメン屋でもつい替え玉1個多く頼んじゃう! こういう漠然とした不安にはどう対処すれば良いんですかね。

 

岡村:食欲はともかく、不安ってなんで出てくるかっていうと、考えるから不安になるんですよね 実は。僕も営業マン時代は毎日、毎時間、常に不安と戦ってましたよ。

 

〜アドウェイズ岡村流、不安と向き合う方法〜



高山:岡村さんが不安だったんですか?

 

岡村:不安でしたね。その不安にどう勝つかって考えるから余計不安になるんですよ。考えないようにしてても寝る前に思い出して寝れなくなるし。

でも飛び込み営業やってた頃はそういう時こそピンポン押してました。そういう時こそ走ってました。不安自体は無くなりはしないですけど、走ってる間は不安を感じてる暇もないですよね。不安を感じないからもっと走れるし、走っているうちに本当の不安要素もなくなってくる。

それに、走れば疲れるんですよ。疲れるから夜も眠れるんですよね。

 

高山:やばい時こそ仕事に集中してとことんやるしかないんですね。

 

岡村:あとは、この不安を喜びに変えるってことかな。

 

高山:不安を……喜びに……?

 

〜不安を喜びに変える〜



高山:どうやってやるんですかそれ(笑)

 

岡村:どっかで話したかもしれないですけど、もし自分の伝記が本屋さんで売られるとするじゃないですか。そうなったらたくさん売れて欲しいですよね。ベストセラーになってほしいじゃないですか。

 

高山:どうせ出すんだったらそうですよね。

 

岡村:でももしその内容が順風満帆な話だったら、この本って売れますか?

 

高山:あー、あんまり売れなさそうですね。

 

岡村:絶対売れないです。伝記って良い時期があったり苦しい時期があったり、物語の上げ下げがあるから、紆余曲折があるからこそ売れるわけですよね。

絶好調な部分よりも、絶不調な部分が大事なんですよ。高山さんがもし沢山の不安を抱えてるなら、今がどん底なわけじゃないですか。

今一番、 読者は喜んでますよ

 

高山:あ……  あああああああ……!  すごい!!

 

 

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目からウロコの一言が、高山の胸に突き刺さる!

 

 

岡村どん底があるから伝記が売れるんだ と、なんだか良い感じに思えるじゃないですか。この不安を喜びに感じる。いま読者は盛り上がってるんだって考えると楽しくなってきませんか。

 

高山:僕も紆余曲折には事欠かないですけど、やっぱり順風満帆だけじゃだめなんですね。

 

岡村:順風満帆な仕事をして、飲み屋行って、何を喋るんですか。

 

高山:俺できてるよ、売れてるよなんて話……

 

岡村:そんな話、ただの自慢話ですよね。きっと嫌われちゃいますよ。

いやー高山さんもそんなとこあったんですねとか、そんな風に不安だった時期があったんですねっていう話があるから盛り上がる。自分と同じ人間なんだと思って話を聞いてくれるし、もしかしたら応援してくれるかもしれない。

今感じている不安が将来的に応援してくれる人を生むことにもつながる。不安は喜びだし、財産ですよね

 

高山:不安は財産……!!!


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不安を喜びに変え、荒波に立ち向かってきた

 

 

〜それでも不安な時に〜



岡村:それでも不安な時ってあると思います。そんな時には、僕がすごく不安だった時にやった、不安を和らげて縮小させる方法もあります。

みんなも経験あると思うんですけど、不安って頭や胸の奥で色んなことが絡まってるわけじゃないですか。こうしたらああなるし、こっちに迷惑かけたくないし、俺このままだとどうなっちゃうんだろうとか、絡まっちゃって、余計に落ち込んでくる。

でもその不安を紙に書くんですよ。自分は今何を不安に思っているのか、ああでもないこうでもないと書く。そうすることでモヤモヤがちょっと紙に移るんです。頭の中にあった100gの不安が、紙に移すと50gになるんですよ。

そうしたら今度は、その紙に書いた不安を読むんです。そうすると意外と大した悩みじゃないなって思えちゃうんですよ。その時点で、頭の中にある悩みが10gくらいにまで減ってるんです。

100gの不安は一人じゃ解決できません。でも紙に書くと50gになる。それを読んで整理すると10gに減る。10gの不安は、これはもう誰でも解決できる重さです。例えば「今おしっこ行ったほうがいいかな」とか、そういう小さい不安あるじゃないですか。10gって、これと同じくらいの重さですね。

 

高山:寝る前にあるやつですね?

 

岡村:そうそうそう。その不安って、トイレに行けばいいだけなんで、意外とすぐに解決できるじゃないですか。紙に書いて読むことで、不安をそこまで小さくできるんです。


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海外のモデルさんも愛飲する硬水のボトルがデキる男を演出している

 

 

〜他者からの不満はどう解決する?〜



高山:ここまでは自分の中の不安の話でしたけど、人を巻き込んだ不安や不満っていうのはどうすれば良いんでしょう。

実は先日かみさんに家庭内横領(家に入れるお金をごまかしていた)がバレて、それがずっと尾を引いてるんですよ。自分の中では反省してもうやめようと思ってるんですけど、常に怒られるんです。普通の会社員でも上司に同じことでいつまでも怒られたりすることあるじゃないですか。どうすればいいんですか。

 

岡村:さっきの話に似てますけど、奥さんの不満が100あるとしますよね。100の不満ってガミガミ言うと10減って90にはなるんですけど、90はすぐ100に戻るんですよ。だからまたガミガミ言って、これをずっと繰り返すんです。

そんな時こそあえて 「え、それのどこが悪いの?」 って感じですごい怒らせるんですよ。

 

高山:えぇー、そんなことしたら収集つかなくなっちゃいますよ。

 

岡村:いや1回めちゃくちゃ怒らせるんですよ。めちゃくちゃ怒ると、ああでもないこうでもないってやりとりするわけじゃないですか。向こうも言いたいこと言うしこっちも反論する。そうやって吐き出すだけいったん吐き出してもらうんです。

で、吐き出したものに対して、こっちもそれを全部聞いて、全部理解した上で 「いや、全部聞かせてもらったけど、やっぱり俺が悪かった」 と。

 

取材陣一同:ほーーーーーーーーー!!!すごい!!

 

岡村:そうやって「いや本当に申し訳なかった」って言うと、全部吐き出した怒りを受け入れての謝罪なんで しっかりごめんなさいが入るんですよ。そうするとそこからはほとんど何も言われないですよ。

 

高山:なるほどーーすっげぇ技っすね!!会社の上司とかも同じですね!

 

岡村:そうそう。お前あーだろこーだろって全部上司に言わせて、それを分かった上で「さすがですね」って。「僕なんにも分かってなかったですね。てっきり自分のことだけ考えてるんじゃねーかなと思って素直に聞けなかったですけど、僕のこととかチームのこととか全部わかって言ってくれてたんですね……」あとは一緒です(笑)

 

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これがアドウェイズ社長、岡村陽久だ!

 

***



高山:今日はためになる話ばっかりでしたね!僕も不安がすっかり無くなりました!

 

岡村:それは良かったです。高山さんもトランプ大統領のことなんか気にせずバシバシ働いてくださいね。

 

高山:あ、そっちの不安じゃなくて

 

岡村:?

 

高山:いやー『勝手にしやがれ』って、毎回岡村さんの油断した顔の写真使ったり、変な話ばっかり掲載するじゃないですか。実は採用チームとか広報とかから、このブログのせいで岡村さんがバカだと思われたら困るってクレームが入ってたんですよね。

 

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岡村:えっ? 俺、馬鹿だと思われてるの?

 

高山:はい!すげー馬鹿だと思われてます。正直僕も前々回の風邪ウイルスの話の時とか「このひと大丈夫かな?」って不安に感じてたんで、今日は安心しましたほんと。

 

岡村:高山さん……

 

高山:はい?

 

岡村:馬鹿っぽく見られないように、僕のことスマートなIT企業の社長っぽくクールに撮影して記事に使ってください。

 

高山:いやそれは……まぁ……わかりました。それでいきましょう!

 

岡村:よろしくお願いします!!

 

 

 

この日、決めポーズを撮影してまわる岡村と高山の姿を多くの社員が目にしたというーー

 

***

 

現在、当ブログではアドウェイズ岡村への質問と、『勝手にしやがれ』に出演して相談したい社長さん、会社さんを大・募集中です!!質問の内容は、素朴な疑問から破天荒なものまでどんなものでも結構です。アドウェイズ岡村が(広報に怒られない範囲で)全力でお答えします。

質問が採用された方にはおくりバント特製Tシャツをプレゼントいたしますので、おくりバント高山のTwitter宛までふるってご応募ください!

株式会社おくりバント 社長 高山洋平Twitter: @takayamayohei1

 

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次回もお楽しみに!