アドウェイズ社長の岡村陽久が、ユーザーの悩みや疑問に答える人生相談シリーズ、新年特別号。「元旦に記事を出したい」アドウェイズ社長の岡村が、私たちにそう発したのは2017年の年末のことだった。どうしても元旦に聞いてもらいたい話があり、それを読者に伝えないと2018年の良いスタートが切れないということである。実家に帰って暇だ、もしくは顔も覚えていないような親戚との会話が億劫だという方は、アドウェイズ岡村の話に付き合って頂ければ幸いだ。
2017年末・アドウェイズ社長室にて
岡村:あけましておめでとうございます。
おくりバント高山:あけましておめでとうございます。
岡村:これ、言ってみたかったんですよね。
高山:え?
岡村:テレビのバラエティ番組とかで、年が明けてもないのに「あけましておめでとうございます」って言うじゃないですか。
高山:ああ……はい、事前に収録しておいてってやつですね。
岡村:今回、このブログでそれをやっているわけですよ。
高山:確かに……。今まだ年が明けてないですからね。
岡村:今年の最後に、ひとつ夢が叶って良かったです。
高山:それは、なによりです。
アドウェイズ社長・岡村陽久が教える「初詣のやり方」
高山:では今回は「新年特別号」ということで、岡村さんの2018年の目標を聞きたいなと。
岡村:えーと……その前にですね、僕はどうしても言っておきたいことがあるんですよ。
高山:え?
岡村:だって、「新年特別号」じゃないですか。しかも元旦にリリースするんです。こんな絶好の機会は無いなと思いまして。
高山:というと、何を言っておきたいんでしょうか……。
岡村:「初詣の仕方」についてです。
高山:ははっ(笑)。何を言っているんですか、岡村さん。初詣なんか、ウチの小学生の娘だってわかりますよ?
岡村:……。本当に高山さんはわかっていないですね。そういうことだから会社の経営状況が危ないんじゃないですか?
高山:……。
岡村:初詣というのはですね、なんでも良いってわけじゃないんです。 高山さんは初詣に行ったら、お祈りをしますよね。この時一体、何を唱えていますか?
高山:「今年も会社が潰れませんように」とか、「家族の健康」とか、一通り思ったことを言います。
岡村:それなんですよ。
高山:え?
岡村:神様にお願いをしているわけですよね?
高山:はい。
岡村:もし神様が本当にいたとして、「お金持ちになりたい」「恋人が欲しい」「健康に生きたい」とか言っても、本当に叶えてくれると思います?
高山:……?
岡村:いきなり知らないヤツが来て、そんなお願い事をされても、一方的過ぎるじゃないですか。
高山:……それは確かに。
岡村:なので、「去年1年間、ありがとうございました」とまずはお礼から入るわけです。
「わたくし、実は去年もこちらに来ていたんですけど、お忘れかと思いますが、株式会社アドウェイズの岡村陽久と申します。住民票は台東区谷中にあり、今は別のところで暮らしています」
「去年は神様のおかげで、会社の業績も上がったし、プライベートも割とうまくいっているし、幸せに暮らしています。本当にありがとうございます」
と、ここまでがお礼の挨拶になるわけで。
高山:お礼が必要なんですね……。
岡村:はい。で、お礼が済んだら……
「ただ、できたらで良いんですが、本当に神様もお忙しいと思うんですが、時間がある時で全然構わないんですけど、わたくし今年はこういうことをしようと思っておりまして、可能であれば暖かく見守っていただけませんか」
「数多くの人が何十万人・何百万人お祈りをしているので、わたくし一人のために叶えてくれるのは難しいと思うんですが、本当にお時間があるときで構いませんので、よろしくお願いします」
と、誠意を込めてお願いをするわけです。
岡村:要するに、「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」の5W1Hを神様に伝えることが大事なんですよ。
高山:5W1H……。
岡村:神様って、100円そこそこで人を幸せにしてくれる素晴らしいお方なんですが、でも、全員を幸せにすることは出来ません。だから差別化を図らないといけないんですよ。
高山:差別化……。懸賞のハガキと一緒ですね。
岡村:そういうことです。お礼をする時は下から出て、とにかく自分のことを覚えて帰ってもらいます。日本人はこれが出来ていない人が多すぎるんです。
高山:すみません、実践します。
岡村:はい。だから本当は毎年同じ神社に行った方が良くって、で、せっかく行くなら目立つ格好をして行ったり、483円とか微妙な数のお賽銭を投げたりして、差別化を図るようにしましょう。まずは自分のことを覚えてもらうってことからです。
日本人はなぜ「カウントダウン」をするのか。
高山:そういえば岡村さんは、いつも年越しのタイミングはどう過ごされているのでしょうか?
岡村 :……。高山さんはどう過ごされるんです?
高山:そうですね……。家にいる時は、テレビでカウントダウンの番組を見て過ごしているかもしれません。ゆく年くる年とか……。
岡村:なんだか結構、お正月らしいことをしているんですね。
高山:まあ、そうですね……。今年の目標を決めたり、お餅を食べたりとか、正月らしいことをしているかもです。
岡村:じゃあやっぱり高山さんも、1月1日に踊らされている人のひとりなんですね。
高山:え?
岡村:例えば11月から12月に変わる時、高山さんはテンションが上がりましたか?
高山:いえ、全然上がってなかったと思います。
岡村:そうですよね。それと同じで12月から1月に変わるのもですね、ただ月が変わっただけなんですよ。実は。
高山:いや、まあ、そうですけど……。
岡村: なぜか日本人は12月から1月になった途端に、いきなり資格を取ろう、痩せよう、早起きしようと、目標を立てようしますよね。いつものテンションを乱して、いつもの自分じゃなくなる。
で、年をとるたびに「今年もそれが出来なかった」と自信を失います。
高山:確かに。
岡村:それだったら、しないほうが良いんですよ。1月1日に頼りすぎると、来年に持ち越しちゃいますからね。思い立ったら吉と言いますが、吉は別に1月1日ではありません。1月1日にとらわれちゃいけないんです。
高山:(これ読んでる人のほとんどがとらわれているんだろうな……)
岡村:ちなみにさっき高山さんはお餅を食べるといいましたが、ぼくはお餅は食べません。
高山:お正月なのに……ですか?
岡村:はい。おせちは食べますが。
高山:えっと……岡村さんはお餅が嫌いなんでしょうか?
岡村:いや、別に嫌いではないですよ。なぜ食べるかがわからないだけです。だって、1年中売ってるじゃないですか、お餅って。
おせちは一年中売っていません。正月しか食べられないんですよ。
高山:確かに……。
岡村:別に5月におもちを食べても良いし、12月31日におもちを食べても良いんです。でもおせちはお正月しか食べることができません。スーパーに売ってないですからね。
「カウントダウン」についても意味がわからないと語るアドウェイズ岡村だが、実は12歳から数年前まで毎年、同級生とディズニーランドに行って年越しをしていたという。「今は寒くてもう辞めた」とのことだ。
岡村:なので、冒頭に高山さんが僕に「2018年の目標は?」と言っていましたが、正直特にないんですよ。僕は思い立ったらすぐにやってしまいますからね。
高山:ああ、そういえばインスタグラムとかも最近始めたとか。
岡村:はい、そうなんですよ。試用運転中なんですけど、まずはやってみることが大事なのかなと思いまして。
www.instagram.com
高山:でもブログ的に今年の抱負がないと不安なので、とりあえず今年はブログを12本書くってことでどうでしょう?
岡村:毎月は必ずってことですね。
高山:はい。
岡村:がんばりましょう。初詣に行った時、ちゃんと出来るように神様にもお願いをしておきます。
写真はアドウェイズ岡村が実際に2018年1月1日に訪れた初詣の様子である。この時岡村は、「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」の5W1Hを、約45秒で神様に伝えることに成功した。
アドウェイズ岡村が初詣に訪れた場所は、千葉県君津市の鹿野山神野寺。「初詣は神社でも寺でもどっちでも良い。行くことが大事なのである」と岡村は語る。
ということで、2018年の「THE 勝手にしやがれ」をどうぞお楽しみに!
それではみなさん、良いお正月を!
※本記事に使用した写真は大人の理由により、一部、「【第19回】アドウェイズ岡村が、トランプ大統領を斬る!!」からの流用となります。
編集・構成:長橋諒
写真:morimi