アドウェイズ社長の岡村陽久が、ユーザーの悩みや疑問に答える人生相談シリーズ、第28回。今回はいつものように社長室でアドウェイズ岡村の話を聞く……という流れだったのだが、この日は岡村の様子が普段とは違うようだ。集合の時間になっても一向に社長室に現れないアドウェイズ岡村。彼は一体、どこで何をしているのだろうか……そして、おもむろに話始めた「アドウェイズ岡村の男道」についてとは? 最後までお見逃しなく。
岡村:今日は、最初だから……。まあ、コレを使うか……。
住友不動産新宿グランドタワーの地下駐車場に訪れたアドウェイズ岡村。おもむろに釣竿を手に取り、周囲をくまなく確認してから外に向かっていく。
岡村:まあ、とりあえずはこんなところかな……。
アドウェイズ岡村が真昼間に歩いているこの地下駐車場は、車の収容台数が446台と中々に広い。なお駐輪場は259台分、バイク置場は32台分の収容が可能である。
岡村:(電話を取る岡村)もしもし、高山さん。これから外に来てもらえますか? ビルの裏口で待ってます。
高山:え? はい、わかりました…。一旦向かいます。
おくりバント高山を外に呼び出したアドウェイズ岡村。約束の時間になっても社長室に現れず、普段とは雰囲気が異なる岡村に対し、おくりバント高山は少し心配しているようだ。
高山:今日はどうしたんですか……? いつものように会議室で「最近のテレビがつまらない」っていう話題について話すんじゃなかったんでしたっけ……。
岡村:それがですね……。最近の「勝手にしやがれ」、ちょっと変化がない気がするんですよ。もう何回連続で同じ部屋で撮影してるのかなって思いまして。まあ、そろそろ表情を作るのも疲れてきたっていうのもありますし。ということで、今日は外に繰り出そうと思ったわけです。
高山:……なるほど、そういうことだったんですね。でも、どちらへ今日は向かうんですか?
岡村:まあ、目的地はこの際置いておいて、僕はとにかく言いたいことがあるんですよ。
高山:はぁ…。といいますと……
岡村:最近の男どもの「男道のあり方」についてです。
アドウェイズ岡村は、住友不動産新宿グランドタワーから歩いて10分ほどの場所にある「北新宿」に向かうようだ。ちなみにこの周辺は比較的家賃も安いので、サラリーマンの一人暮らしにもオススメである。
高山:えっと、最近の男どもの「男道のあり方」というのは……?
岡村:ここ最近、ネット上で女性が叩かれていることが多いと思うんです。僕は、それはちょっと僕の考える男道と違うんじゃないかなと思うんですよね。
高山:はあ……。
岡村:まず前提に、「女性をいじめる」のはいけないことなんですよ。男たるもの、男性は女性を守るべきなんです。これは、たとえ情報化社会になって時代が進もうとも、やっぱり変えちゃいけない普遍的なところだと思うんですね。
高山:確かに最近、とある女優さんとか、最近上場した社長さんとか……世間から叩かれているケースが目立ってますね。
岡村:まさにそうなんです。僕の男道で考えると、「男が女を叩くことなどありえない!」と思っています。だって、女性を叩くような男なんてかっこ悪いし、モテないじゃないですか。
ちょうどいいスペースを見つけたので、アドウェイズ岡村は自慢の釣り道具を置いてこの場でトークを展開するようだ。熱く「男道」を語る岡村だが、ここは場末のスナックではないのはもちろん、飲んでいる飲み物は三ツ矢サイダーである。
高山:岡村さんは女性に手を出したことはないんですか?
岡村:まあ、実はあるんですよね……。小学生の時にクラスの女の子に手を上げて、泣かせてしまったことがあるんです。その時、先生にこっぴどく怒られて……、しかも、しばらくクラスの女の子から相当嫌われてしまいまして。その事件があってから、理屈は分からないけど、「女の子に暴力をふるったら先生にボコボコにされる!」「クラスの女の子に嫌われる!」ということを学んだんです。それが今でも体に染み付いているんですよ。
「古代エジプト社会に男女差別はなかった。アドウェイズの社内にも男女差別はない。区別されるのはトイレだけだ」と語る、最近髪を切ったアドウェイズ岡村。
岡村:例えば、“先日上場した「ウォンテッドリー株式会社」の仲社長を批判した人”って、その会社の社員でもなければ株主でもないし、基本的に“その社長”と関係ない人じゃないですか。ってことは、つまるところ、平たく考えれば「男か女」ってことだけなんですよ。そんな関係値の少ない人が1人の女性を叩くなってことです。
高山:1人の女性を一方的に叩くのが良くないってことですね。
岡村:そうですね、意見の言い合いのような「議論」であれば問題ないと思います。今回の場合は、ちょっと違うんです。不確かな情報に基づく、一男性による一方的な一人の女性に対する、「言葉」を使った暴力なんですよ。
高山:(急に難しい言葉を使い出したな……)街で知らないおじさんから、急に暴力を振られてきたようなものですね。
岡村:まあ、そんなとこです。例えば不倫をしたとか、人を殺したとか……そういう「事実」に対しての批判は仕方のないことだと思います。ただ、まだ「わからないこと」に対して、当人が悪く見えるように一方的に批判をするのは違うんじゃないかなと。しかもこういうことをするやつは絶対にモテないんですよ。
おくりバント高山が本日付けているティアドロップ型のサングラスは、マイケルジャクソンや中田英寿も愛用していた「レイバン」の「Aviator」……ではなく、ダイソーで購入した108円のものである。
高山:でもなんで、女性を叩いてはいけないのでしょうか? 根本的なことだと思うんですけど。
岡村:それはですね……。モテない……、じゃなかった、例えば、男性が男性をいじめていいなんて法律もないし、男性が女性をいじめてはいけないなんて法律もありません。結局元をたどれば、何もないと言えば何もないんです。
高山:何も……ないんですか……?
岡村:ないんです。ただやっぱり……「男」として生まれたからには「男らしく」生きたいじゃないですか。それが僕の男道なんです。
高山:なる…ほど……。(妙にざっくりしてるな……)
岡村:男らしさってつまるところ、僕が思うに女性にモテることなんですよ。男は女性に「あの人、素敵だなぁ」と思われてなんぼです。そう考えると、男が女をいじめていいのかと。これではモテに全く繋がらないんですよね。
高山:確かに女性をいじめているような男は、男性からも女性からも好かれないですからね……。
岡村:モテるために生きてるんですから、僕は。いや、男は。
とはいえ、最近女性からモテていないと語るアドウェイズ岡村。「東京オリンピックの頃にはめちゃめちゃモテてますよ。これから先、モテまくって大変になるかと思います」と自らの未来を予想していた。
高山:じゃあ例えば、岡村さんのお友達が「女性を叩く」ようなことをしていたらどうされますか?
岡村:この世のものとは思えないくらい激怒します。絶対に。僕の友達だったら尚更です。これは、例え上司でもそうですね。僕にとっては友達も上司も大事。その大事な人が間違ったことをしていたら、僕が小学生の頃に女の子を殴ったときの先生からの教えを心から教え込みます。
ちなみに、男が生きていくなかで「やっちゃいけないこと」が3つあるんですけど、知ってますか?
高山:借金とか、ギャンブルとかですかね……
岡村:違いますよ。それは……
「家族の金に手を出す」ことと……(特におばあちゃんの金はダメ)
岡村:「犯罪に手を出す」ことと……
岡村:そして、「女・子供に手を出す」ことです。
先日家族の金に手を出し(貯蓄)、なおかつ中学生の頃に線路を歩いて渡ろうとした経験がある(未遂)おくりバント高山だが、「女・子供に手を出す」ことは絶対にしてはいけないと心に決めているようだ。なお、おくりバント高山の「男道」はまたの機会にお伝えしよう。
高山:なるほど……。
岡村:この3つは、いかなる時もやっちゃいけないんですよ。まあ、その女性社長の批判をされた方がどう思って書いたかはわかりませんが、結局男が女を叩くと、「モテなく」なっちゃっても仕方ないんですよ。最終的に自分に帰ってきて、誰も得してないですし。
高山:そういう人って、レストランに行って、店員に暴言吐いちゃいそうですね。
岡村:かもしれないですね……。
「でもこの前の女性議員が秘書の男をいじめた件、あれはいいんですか?」との問いには、「あれは……(笑)駄目ですね!あれはあれで問題です!」とアドウェイズ岡村は語る。
最後に、記念撮影をして本撮影は終了した。
一緒に写ってもらったのは、北新宿の路地を歩くおじさん二人だ。「釣りするの? 今晩のおかずにするんだったら、俺手伝うよ?」とおじさんはアドウェイズ岡村に手を差し伸べていた。
男道を極めた先輩達と写真を撮らせてもらったアドウェイズ岡村。これもまた、岡村が描く「男らしさ」を追求した結果である。
高山:ちなみに岡村さん、なんで今日釣りしてたんですか?
岡村:……。それは次回に話すよ。
高山:え……。
■本日使用した釣り道具
【ロッド】
DAIWA
SALTIST BS 66ML
【リール】
DAIWA
スピニングリール17 THEORY 2510PE-H (2500サイズ)
【ルアー】
Megabass
X-80SW
次回もお楽しみに!
編集・構成:長橋諒
写真:morimi