岡村陽久の勝手にしやがれ

あなたの相談を岡村流「勝手な解釈」で解決。ITのことから、世の中、男女、不条理まで

【第15回】激闘! キッズライン経沢VSアドウェイズ岡村

アドウェイズ社長の岡村陽久がユーザーの悩みや疑問に答える人生相談シリーズ。 第15回目を迎え、ついに初の女性相談者が現れました。TVのコメンテーターとしても活躍中の有名女性起業家、株式会社キッズラインCEO・経沢香保子さん。

 

対談前、笑顔で記念撮影におさまったふたりだが、相談を持ちかけた経沢さんに、アドウェイズ岡村がいきなり噛み付く、賢明な読者なら予想内の展開に!

 

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漢・岡村は騙されない! 経沢さんの本心を暴く!

 

経沢香保子(以下、経沢):岡村さんの「勝手にしやがれ」大好きなんですよ!

 

岡村陽久(以下、岡村):まじっすか!ありがとうございます。

 

経沢:ずっと出たいと思ってたんです! 本当に嬉しいです。

 

岡村:いやぁ、照れちゃいますねえ。ところで今日はどんな相談ですか?

 

経沢:ええ、私たちのサービス「キッズライン」について紹介と相談を...。

 

岡村:(話をさえぎって)ちょっと待った〜! ファンだとか言って近づいてきて、本心はアドウェイズへの売り込みと、ブログを通じて「キッズライン」をPRしたいだけなんじゃないですか? 自分は営業マンだったので、そんなことすぐにわかりますよ。

 

f:id:okuri_bunt:20161021144722j:plainまったくその気のない経沢さんを前に「あ〜、わかった。これは罠ですよ! 映画でよくある展開」と疑う岡村が、勝手に劇場をスタート。完全にサスペンスの見過ぎである 

 

経沢:いや、違いますけど(笑)。

 

岡村:そうは岡村問屋は卸さない。モンスター召喚! 

 

高山洋平(以下、高山):グガア...。

 

経沢:...!?

 

岡村:「絶対にベビーシッターを使わない」と言い切る、おくりバント高山を連れてきました。高山は、野獣「タイガージェットTAKAYAMA」として、エアギター全国大会にも出場した猛者です。このモンスターを撃破して、我々に「なにこれすげー!こんなのはじめて!」って言わせてください。

 

経沢:岡村さん、完全にフリースタイルダンジョンに影響されてますよね...。

 

岡村:はい、Abema関連の番組は大好きです(笑)。

 

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モンスターとして召喚された、おくりバント社長・高山洋平 a.k.a タイガージェット高山。 見たまんま、正真正銘のナチュラルボーンモンスターである

 

モンスターの怒涛の質問攻めに大ピンチ!?

 

岡村:(HPを見ながら)経沢さんのやってる「キッズライン」は親御さんとベビーシッターさんの出会いの場を提供するサービスということですね。

 

高山:ウゴォオ...。

 

経沢:はい、高山さん、なんでしょう?

 

岡村:経沢さん、高山はね、ベビーシッターさんといえども、面識もない人が家に来るのが不安だと。すっごい警戒しちゃってます。

 

経沢:どんな人がベビーシッターとして来るのかを、とても心配されてるんですね。

 

岡村:僕もぶっちゃけ心配です。アドウェイズ社員の子供は自分の孫みたいなもんです。そこに、たとえば、高山みたいなキモいベビーシッターが派遣されるなんて絶対にダメです。想像したら寒気がしましたよ。

 

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「アドウェイズ社員の子供は俺の孫」と、いつになく真剣な表情で話す岡村。社員を家族と公言し「男性社員は弟で、女性社員は妹」と話す"愛社員"社長だが、その関係から言えば、社員の子供は孫ではなく甥か姪である...

 

経沢:はい、それは私も全面的に同意します! 

 

高山:ウゴォオ...(涙)。

 

経沢:実は、私もそう思うんです。どんな人が来るのかわからないのに利用なんてできないですよね。 だから、キッズラインではベビーシッターの顔写真とプロフィールがすべて閲覧できるんですよ。事前によ~くわかるんです。

 

岡村:(HPを見ながら)あ、キモくない。TOPページには、おすすめのベビーシッターさんが表示されていますけど、むしろ、家に来て欲しくなる人ばっかりですね。

 

高山:ウゴォオ!

 

岡村: なるほど。経沢さん、高山が言うには、PRのためにビジュアルの良い人を選りすぐってるんじゃないかと。これは絶対に怪しいと。

 

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どこからどう見ても健全な「キッズライン」のサービス紹介カードを手に「ビジュアルが良すぎるなぁ」と、主張する岡村と高山コンビ。ここまで疑り深いと、過去に何か騙されたことがあるのかと逆に疑いたくなる

 

経沢:いえいえ。検索を使えば、登録されている500名全員の顔写真とプロフィールが閲覧できますから! 雰囲気がわかるのはもちろん、時給、スケジュール、お客さんのレビューもあるし、ログインすると友達が頼んだベビーシッターさんも出てきますよ。

 

岡村:なにこれすげー! 500人の中から指名できるんですか!? (検索しながら)確かに、高山みたいなキモい人は全然いないっすね。

 

経沢:はい、高山さんみたいなキモい人は見当たりません。採用にあたっては、面接、筆記、モニタリングを行っています。高山さんは清潔感がないので、真っ先に落としますよ(きっぱり)。

 

高山:グゥウ....(涙)。

 

経沢:見た目は、もちろん親御さんにとっては大事なポイントです。生理的に合わない方は選ばなければいいんです。自分で選べるというのは他社さんと比較して、利点だと思いますね。高山さん、利用したくなりましたか?

 

ベビーシッター=高いは本当か?

 

高山:グァア!(暴れる)

 

岡村:経沢さん、高山はベビーシッターはお金持ちじゃないと利用できないんじゃないかって怒ってます。入会金、時給、さらに年会費とか、お高いんじゃないですか? それじゃ、高山のようなセレブからは程遠い、赤字垂れ流しの貧乏社長じゃ、利用できませんよ。 

 

高山:グゥウ...(涙)。

 

経沢キッズラインは入会金0円です(笑)。年会費もないです。

 

岡村:なんですと!! 入会金も年会費も無料!

 

高山:ピギィ!

 

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「勝手にしやがれ」を好きと言ったばかりに、企画趣旨もボンヤリとしか知らされず、ドヤ顔の岡村劇場に付き合うはめになった経沢さん。ごめんなさい

 

岡村:実は、孫(*編集部注 アドウェイズ社員の子供)のために保育サービスをアドウェイズに導入したことがあるんですけど、法人で入会金50万円、個人でも5〜10万円。利用も1時間あたり1万円くらいだったんで、高いって印象しかなかったんですよ...。

 

経沢:「キッズライン」のベビーシッターさんの時給は1,000円からで、使った分だけで大丈夫です。

 

岡村:そりゃ、革命ですよ。たとえば歌舞伎町だと、民間託児所で最低1時間2000円はかかります。月極の契約でも、時給換算して1,000円ちょっとにはなります。わざわざ連れて行かずに家まで来てくれて、マンツーマンで面倒見てくれて同じ1,000円って、ホント大助かりじゃないですか!

 

経沢:岡村さん、歌舞伎町のことなら何でも知ってるんですね(笑)。

 

岡村:はい、庭みたいなものなので。

 

高山:グァア!

 

経沢:ひぃ...。今度は何ですか?

 

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「勝手にしやがれ」を好きと言ったばかりに、企画趣旨もボンヤリとしか知らされず、高山の奇声で驚くはめになった経沢さん。すいません

 

岡村:経沢さん、すいません。高山は時給を安くして、ベビーシッターさんを買い叩いてるんじゃないかと怒ってます。不満が充満してるんじゃないかと。確かに、ストレスがたまった状態で、大事な孫(*編集部注 アドウェイズ社員の子供)を預けたくないですよね。で、「キッズライン」はどんだけ儲けてるんだと言ってます。

 

経沢:不満は全然聞かないですよ! なぜなら、キッズライン」ではベビーシッターさんが自分で時給を決めて登録してるからです。保育園のようにフルタイムではなく、好きな時間に好きな金額で働けるスタイルに、メリットを感じている方が多いですね。

 

岡村:すげー! まさに勝手にしやがれ!

 

経沢:保育業界って、現場で頑張ってる方が全然もらえてないのが、すごいかわいそうだと思ってたので、時給を自分で決められるシステムにしました。1,000円から2,000円の時給が多くて、一番高い方でも2,500円とかです。半数が1,500円未満ですよ。

 

岡村:ちなみにユーザーはどういう感じで利用してるんですか? 

 

経沢:一般的な利用で言えば、週に3時間を2回とかで、保育園に迎えに行ってもらって、夕飯を食べてから、勉強みてもらったり、お風呂入れて寝かしつけてもらったりして。18時半から21時半の3時間見てもらって、お母さんが帰宅したら、もう子供が寝ているとか。仕事で疲れているときには、楽でいいですよね。

 

岡村お風呂も入れてくれるんですか! すげー!

  

経沢そうです。ベビーシッターさんによっては、朝まで面倒見てくれる人もいるので、夜19時に来てもらって、朝8時に保育園に連れてってもらって12時間で1万円〜とかできますよ。

 

岡村:かなりリーズナブルですね。逆に、キッズラインは利益出るんですか?

  

経沢:今は赤字です(笑)。お客様とベビーシッターさんから、10%ずつ頂いていて、それで保険をかけたり、クレジットカードの手数料を支払ったりしています。あと、お客様の負担を少しでも軽減したいので、消費税も頂いてません。インターネットだから怪しいと思われがちなんですけど霞ヶ関に訪庁したり、自治体の方とも協力してるので、1時間1,000円の補助金が出る区もあるんです。そうすると「キッズライン」をすごい安く、たとえば300円とかで使えるんです。

 

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「岡村さんは、サイバーに落ちた話とか、恥ずかしいことをさらけ出せるところがカッコイイ」と経沢さん。しかし、高山から「岡村は経沢さんのfacebookに毎回いいね!するほどの隠れ大ファン」ということをバラされると、「恥ずかしい! やめてください!」と、まったくさらけ出せずに照れまくった岡村。以上余談でした

 

高山:ウゴオ。

 

岡村:高山は、赤字ならおくりバントと一緒だし、自己犠牲の精神に共感したって言ってます。

 

経沢:ありがとうございます。「キッズライン」使いたくなりましたか?

 

高山:ウゴォオ!!!!

 

経沢:ひぃ...。

 

岡村:すいません、実は高山から相談があるみたいです。

 

経沢:え、なんですか?

 

おくりバント高山の離婚危機を「キッズライン」が救う!?

 

岡村:高山の相談を読みます。「妻との離婚に怯えています。留守番を頼まれても、おむつの取り替え方もわからないし、仕事と飲み会の疲れから、子守もせずにソファで寝てばかりです。子供たちは、早くママ帰って来て〜!と大泣きしますが、ひとりではあやすこともできず、結局は妻を外出先から呼び戻す始末...。7年間ふたりでデートもしていません。このままでは妻に捨てられるのではないかと怯えています。自分は、炊事も洗濯も家事も育児も何もかもできないので、生活がままならなくなります」。以上です。

 

経沢:高山さんは、すぐに「キッズライン」使って、奥様とデートに行ってください(笑)。おしめも替えたことないなんて、奥様のストレスは相当なものだと思います...。これまでの説明で、「キッズライン」を利用する心配や不安はなくなったと思うので。

 

高山:ウゥウ...(涙)。

 

岡村:まだ、ひとつ問題がありまして...。高山が言うには、育児を他人に任せて出かけることに、妻はきっと罪悪感から反対すると。

 

経沢:罪悪感を覚える方は確かにいらっしゃいますね。よく相談されるのですが、発想を転換してみたらどうでしょう?とアドバイスしています。

 

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カメラは、高山を離婚危機から救うべく親身になって答える経沢さんの横で、岡村がAbema TVに夢中だった決定的瞬間を捉えた

 

高山:ウゴォ?

 

経沢:ベビーシッターを子守と捉えるのではなく、習い事の先生と思って頂くとか。保育士の資格を持っている方はもちろん、工作や英語や歌の先生もいるんですよ。例えば女子大生が100人以上登録してるんですけど、その中でも東大生とか、慶應生とか絞り込みもできるんです。お子さんがある程度大きい場合は、勉強をみてもらったり、かけっことか一緒に運動もできるので、小学生に人気ですね。

 

岡村:なにこれすげー! 塾やお稽古だと思えば、全然嫌じゃないっすね。孫(編集部注 アドウェイズ社員の子供)に習わせたい!

 

経沢:アメリカって家に人を呼ぶことに抵抗がないから、ベビーシッターが文化になってると思うんですけど、日本では、ベビーシッターが来てるってご両親に話すのに、まだまだ抵抗があると思います。でも、「東大生が勉強教えに来てる」なら、言いやすいと思うんですよね。だから、「キッズライン」にバイリンガルとか家庭教師とか、幼児教育の人たちがもっと集まれば、ベビーシッターに対する世の中の考えが変わると思うんですよね。

 

高山:ピアノ...ダンス...。

 

経沢:もちろん、ピアノやダンスを教えられるベビーシッターさんもいますよ(笑)。

 

高山:オレ...「キッズライン」...ツカイタイ...。リコン...イヤダ...。

 

経沢:はい。奥様を愛しているんだから、「キッズライン」をすぐに使ってくださいね。デート行こう!ってサプライズしてみるとか。ちなみに、「離婚」する方が、圧倒的にコストかかりますよ(笑)。 

  

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カメラは、高山を離婚危機から救うべく、親身になって答える経沢さんの横で、岡村が眠くなってしまった決定的瞬間も捉えた 

 

・・・そして相談へ

 

経沢:やっと相談できるみたいですね...。 実際に多くの企業の方々に利用してもらいたいんですけど、岡村さんが営業マンなら、「キッズライン」をどうやって導入してもらいますか?

 

岡村:営業する必要はないです。

 

経沢:えー! どういうことですか?

 

岡村:保育サービスを導入することは、ウォーターサーバー設置するくらい、もはや当たり前のことなんです! 家庭と仕事の両立は人事の命題です。保育所を作るわけじゃないし、ましてや「キッズライン」は入会金もかからないんだから、導入しない理由が見当たりません。

 

経沢:ありがとうございます(笑)。

 

岡村:ということで、「キッズライン」導入してない企業に「喝!」ですよ。理由は、人事にやる気がない! まさに、「なにこれすげー!こんなのはじめて!」ですよ。

  

経沢:はい、ありがとうございます! 実は御社にもすでに導入して頂いてますよ(笑)。

 

岡村:(同席した広報に確認しながら)え、そうなの? ひとりあたり会社負担で年間5万円まで使えるの? 早く言ってよ!(笑)。さすが、アドウェイズの人事はやる気があるなぁ〜。ハッハッハ。孫(*編集部注 アドウェイズ社員の子供)のために、どんどん使ってください。

 

経沢:はい、皆さんぜひ登録してください! 私もそうですけど、たとえばシングルマザーの方ですとか、育児と仕事の両立は本当に大変なんですよ。自分の子供も保育園に通わせられない病気を抱えていたんですけど、ベビーシッターさんに頼むのは、やっぱり不安だったし、金銭的にも大変でした。だから、実体験も踏まえて、自分一人で育児の責任を負っているたくさんのお母さんたちに、「キッズライン」を通じて「なにかあったときは、この人に頼めば大丈夫」って、信頼できるベビーシッターさんと出会って欲しいんです。

 

岡村:もう一度言います。アドウェイズ社員は会社負担で年間5万円まで使えるので、ぜひ登録して、孫(*編集部注 アドウェイズ社員の子供)のためにガンガン使ってください! 

 

高山:このブログを見て導入してくださった企業様には、おくりバントからキャップとTシャツプレゼントするので、連絡ください!

 

経沢:高山さん、普通に話せますよね。寸劇、お疲れ様でした(笑)。

 

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経沢さんファンの社員と記念撮影。取材2日前にゲストを明かさず記念撮影への協力を打診したところ「打ち合わせが...」「有給でいません...」「漫画の締め切りが...」と辞退が相次いだが、取材前日、ゲストが経沢さんだと判明した途端に「リスケになりました!」「有給は来週でした!」「奇跡的に入稿できました!」と、最終的に全員OKに。アドウェイズすげー!

 

 

編集・構成:小沼朋治 

写真:morimi